令和最初の年末年始を控えた特殊詐欺の発生予防にかかる呼びかけ

2019.12.23

当社は、「特殊詐欺をゼロにする」ことを目標に、特殊詐欺から自分とその家族を守るための迷惑情報フィルター事業を展開しています。現金の持ち歩きや家庭内の現金量が増える年末年始を控え、特殊詐欺の危険性が高まるなか、当社は以下の通り、特殊詐欺の発生防止に向けた呼びかけを行います。

１. 年末年始の特殊詐欺の状況

日本銀行によれば、2018年の年末に一般家庭や金融機関等で年を越した現金は110兆円にのぼり、令和最初の年末年始となる2019年末も相当量の現金が流通すると考えられます。

こうした世情をもとに、特殊詐欺の犯罪集団は電話やＳＭＳを通じて家庭に触手をのばしており、年末年始には特殊詐欺が発生する危険が高まる可能性があります。

実際、警察庁の統計によると、例年12月は特殊詐欺の実質的な被害総額が増加しやすい傾向にあり、各家庭においては、本年も引き続き注意して下さい（注１）。

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（注１）警察庁発表「特殊詐欺認知・検挙状況等（確定値）について」平成28年〜平成30年の特殊詐欺の実質的な被害総額の統計から作成。

２. Amazonをかたるフィッシング詐欺

年末年始は、お歳暮や贈り物、ネット通販で注文される正月料理など、多くの配達物が流通する時期でもあります。フィッシング対策協議会によると、2019年11月は7,760件のフィッシング（海外含む）および2,087件のフィッシングサイトのＵＲＬ（重複なし）が報告されており、全報告数の半数以上がAmazonをかたる手口であると発表しました。宅配業者の不在通知を装うＳＭＳや詐欺メールに関する報告も多く、同協会は、配達物を受け取る機会が多い年末にかけて、特に注意するよう呼びかけています（注２）。

（注２）フィッシング対策協議会「2019/11 フィッシング報告状況（2019年12月4日発表）」（https://www.antiphishing.jp/report/monthly/201911.html）

３. 愛知県警察の特殊詐欺防止に関する注意喚起

愛知県警察は、特殊詐欺被害防止について以下のように注意喚起しています。

本年は、役所や金融機関をかたり、税金の還付手続きと称してATMへ誘導し、振り込み手続きをさせて現金をだまし取る「還付金等詐欺」や、警察、役所、金融機関などかたり、新しいカードへの変更手続きと称してキャッシュカードをだまし取る「オレオレ詐欺」などの被害が多発しています。

【注意喚起】

電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、すぐに一旦電話を切り、家族や警察に相談しましょう。
犯人と直接会話をしないようにするため、ご自宅の電話を常に留守番電話に設定したり、迷惑電話防止機能の付いた被害防止機器を活用しましょう。
「還付金があるからATMへ」と言われたら、全て詐欺と覚えてください。
誰にも絶対にキャッシュカードを渡さない、暗証番号を教えない。

参考情報：
愛知県警察　地域安全対策ニュース（愛知県）
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/hassei/seian-s/anzen-news/anzen-news-aichi.html

４. トビラシステムズの迷惑情報フィルターサービスについて

当社の迷惑情報フィルターサービスは、特殊詐欺などの危険電話を含む迷惑電話を自動で検知しフィルタリングするため、電話を安全にご利用いただけます。当社のサービス利用者から提供される迷惑電話情報や、警察組織からの危険番号提供、独自調査などにより、現在、迷惑情報データベースには30,000件以上の迷惑電話番号が登録されています。また、当社のデータベースに登録されている公共機関や企業などの事業者番号については、発着信時に事業者名称を自動で表示します。

さらに、当社の迷惑電話フィルターを利用したモバイルサービスでは、詐欺につながるテキスト情報を含むメッセージに対して警告表示や迷惑フォルダ振り分けを行います。迷惑ＵＲＬとしてメッセージに出現する頻度の高いＵＲＬや、迷惑メッセージとしての特徴を持つ本文情報から、独自のアルゴリズムにより迷惑情報をパターン抽出し、さらに社内調査を行った上で迷惑情報データベースを構築しています。

各通信キャリアのオプションパック加入者は、追加料金無しで迷惑情報フィルターサービスをご利用いただける可能性があります。ぜひ、家族や親戚同士でご確認いただき、防犯対策を実践してください。

当社製品に関しては、下記サイトをご確認ください。
https://tobilaphone.com/