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プレスリリース

新型コロナウイルス感染症拡大に乗じた特殊詐欺の発生予防にかかる呼びかけ

2020.04.01

当社は、「特殊詐欺被害をゼロにする」ことを目標に、特殊詐欺から自分とその家族を守るための迷惑情報フィルター事業を展開しております。
当社の迷惑情報フィルタ―の活用によって、特殊詐欺につながる電話を一定程度抑止可能と考えておりますが、加えて、国民1人1人が特殊詐欺から自衛する知識や心構えが必要です。そこで当社は以下の通り、特殊詐欺の発生防止に向けた呼びかけを行います。

1. 新型コロナウイルス感染症拡大に乗じた詐欺

2019年12月頃に中華人民共和国湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染症が確認され、その後世界中に拡大しております。国内では、新型コロナウイルス感染症拡大に乗じた様々な特殊詐欺の発生が危惧されております。不安をあおって現金を騙し取ろうとしたり、個人情報を収集したりしようとする手口は、非常に巧妙かつ悪質です。

電話を使った代表的な手口

  • 水道会社の社員になりすまし、「コロナウイルスが下水管についている。洗浄(除去)するのに○万円かかる」と言って金を騙し取る手口。
  • 息子になりすまし、「コロナウイルスにかかったかもしれないので病院で受診した後、電話する。明日、家にいるか?」と在宅を確認するアポ電。
  • 労働局職員になりすまし、「新型コロナウイルス対策で助成金が出る、手続きのために銀行口座の登録が必要」と言ってATMに行くよう促す手口。

SMSを使って個人情報を盗み取ろうとする手口

  • 「マスクを無料送付する」という文面にフィッシングURLが添付されたSMSが届き、誤ってURLをクリックすると詐欺サイトに誘導され、個人情報を盗み出される。

corona_sms

<実際のフィッシング詐欺の文面>

2. 詐欺電話は増加傾向、時事ニュース便乗の手口も

当社の調査によると、利用者による迷惑電話登録件数は増加傾向にあります。当社のデータベースに登録された3万件以上の迷惑電話番号の中で、特に「詐欺利用の疑い」と判別された電話番号の数は、直近3ヶ月の間に迷惑電話番号として登録されたうちの約65%を占め、悪質なセールス、勧誘、いたずら電話など様々な迷惑電話の中で最も増加幅が大きくなっております(注1)。

また、特殊詐欺は話題性のあるニュースに乗じて、新たな手口が追加される傾向もあります。昨年は実際に、「令和」への改元、東京2020オリンピック大会観戦チケットの抽選、キャッシュレス決済サービスなど、話題性のあるニュースに乗じた特殊詐欺が確認されております。現在、社会的に大きな問題となっている新型コロナウイルス感染症も、引き続き特殊詐欺の手口として利用される可能性があり、注意が必要です。

3. 愛知県警察も注意を呼びかけ

当社は、全国の警察組織から犯行に利用された危険番号情報の提供を受け、迷惑情報データベースに登録を行っております。愛知県警察は、新型コロナウイルス感染症に乗じた手口をはじめとする様々な詐欺に関して、以下のように注意喚起しております。


愛知県内では、本年3月中、「コロナウイルス助成金代行」を名乗る不審な電話や、「10万円払えばコロナウイルス感染が終息するまで、毎月マスクを配布します」という役所をかたる不審な人物の訪問が確認されております。いずれも被害は発生していませんが、今後、新型コロナウイルスに対する社会不安に乗じた詐欺などの手口が増加する可能性がありますので、注意が必要です。

【注意喚起】

  •  「新型コロナウイルスの助成金」「お金を払えばマスクを配布する」などの電話や訪問があった際は、一人で判断せず、家族や最寄りの警察署に相談しましょう。
  • 相手が公的機関をかたった場合は、相手の氏名、勤務先、電話番号などを聞いて一旦電話を切り、電話帳等で電話番号を調べるなどして事実確認をしましょう。
  • ご自宅の電話を常に留守番電話に設定したり、迷惑電話防止機能の付いた被害防止機器を活用するなど、被害防止対策を徹底しましょう。

参考情報: 愛知県警察 地域安全対策ニュース(愛知県)
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/hassei/seian-s/anzen-news/anzen-news-aichi.html


4. トビラシステムズの迷惑情報フィルターサービスについて

当社の迷惑情報フィルターサービスは、特殊詐欺などの危険電話を含む迷惑電話番号をデータベースに蓄積しております。当データベースに該当する迷惑電話番号からサービス利用者への架電が確認された場合、電話をつなげない仕組みとなっているため、サービス利用者はより安全に電話をお使いいただけます。また当データベースは、サービス利用者から提供される迷惑電話情報や、警察組織からの危険番号提供、独自調査などにより常に高い鮮度が維持され、現在、迷惑情報データベースには3万件以上の迷惑電話番号が登録されております。

迷惑情報フィルターの仕組み

さらに、当社の迷惑情報フィルターを利用したモバイルサービスでは、詐欺の可能性がある送信元番号やテキスト情報を含むメッセージに対して、警告表示や迷惑フォルダ振り分けを行います。メッセージに出現する頻度の高い危険なURLや、迷惑メッセージとしての特徴を持つ本文情報から、独自のアルゴリズムにより迷惑情報をパターン抽出し、さらに社内調査を行った上で迷惑情報データベースを構築しております。
各通信キャリアのオプションパック加入者は、追加料金無しで迷惑情報フィルターサービスをご利用いただける可能性があります。ぜひ、家族や親戚同士でご確認いただき、防犯対策を実践してください。

当社製品に関しては、下記サイトをご確認ください。
https://tobilaphone.com/

(注1)2019年12月〜2020年2月末の3ヶ月間を指します。また、迷惑電話の種別とは、迷惑情報フィルターサービス利用者や全国の警察から当社に提供される電話番号情報に対し、当社の調査を経て、詐欺、悪質営業、勧誘など、迷惑電話の特徴ごとに独自に分類したものを指します。

5. 本件に関するお問い合わせ先

トビラシステムズ株式会社
管理部広報主任 岩渕
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2丁目 5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
IR代表TEL:050-3646-3020
代表 FAX:052-253-7692
URL:https://tobila.com/

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警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ

出典:「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ(警察庁)」(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/