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調査レポート

偽の警告画面から電話へと誘導する『サポート詐欺』に注意 独自調査データと詐欺の通話音声を公開

2021.12.17

(更新)2022年8月5日

パソコンなどでインターネット利用中に突然警告が表示され、画面上のサポート番号に電話をかけるよう被害者に促してお金を騙し取る『サポート詐欺』が増加しています。

トビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社⻑:明⽥ 篤、証券コード:4441、以下「トビラシステムズ」)は、サポート詐欺に関して注意喚起するとともに、独自の調査データを公開いたします。

『サポート詐欺』とは

サポート詐欺では、インターネット利用中に「端末がウイルスに感染した」などと偽の警告が現れ、表示されたサポート番号に電話をするよう被害者に促します。

実際の偽警告画面の例

偽のサポートに電話をすると、以下のような被害に発展する恐れがあります。

  • 実在する企業をかたる人物が電話に出る
  • パソコンを遠隔操作するためのソフトウェアをダウンロードするよう、被害者に指示する
  • 遠隔操作でサポートを行うふりをする。実際はパソコンの問題とは何ら関係のないシステム管理画面などを被害者に見せて不安をあおり、不要なセキュリティソフトを購入させたり、有償のサポート契約を結ばせたりする
  • 「パソコンの問題を解決するには代金が必要」などと言い、コンビニで電子マネーのプリペイドカードを購入するよう指示したり、クレジットカード番号を聞き出したりする

サポート詐欺では、画面に警告が複数表示されたり、警告音やアナウンスが大音量で流れたりと、被害者をパニックに陥らせることがあります。これらは、偽のサポートに電話をかけさせる巧妙な罠です。警告に表示された番号には絶対に電話をかけてはいけません。

『サポート詐欺』が急増中、テレワークや「おうち時間」で要注意

トビラシステムズでは、特殊詐欺や悪質な営業電話などの迷惑電話番号を約3万件収集し、迷惑電話データベースを構築しています。その中で、2020年からサポート詐欺に利用された迷惑電話番号が急増していることが確認されました(注1)。

コロナ禍のテレワークや、自宅で過ごす「おうち時間」でパソコンを利用する機会が増える中、より一層の注意が必要な詐欺手口です。

グラフ遷移

(注1)トビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された約3万件の迷惑電話番号のうち、サポート詐欺で使われた電話番号の数(2021年12月16日時点)

『サポート詐欺』の通話音声を公開

トビラシステムズでは、サポート詐欺で使用された番号に実際に電話をかけ、どのような危険性があるのか調査を行いました。

調査時の通話音声を、トビラシステムズのYouTubeチャンネルで公開しています。動画では、サポート詐欺の概要、実際の通話内容、警告が表示された場合の対処法などを紹介しています。詐欺被害の未然防止にお役立てください。

【詐欺音声】サポート詐欺の番号に電話をかけると何が起こるか調査してみたら、最終的に詐欺師に怒られた!
動画URL:https://youtu.be/6JDOGMA54Os

『サポート詐欺』の対処法

サポート詐欺の被害に遭った可能性がある場合は、以下の対処を行ってください。

サポート詐欺の警告表示が出た場合

偽の警告に表示された番号には電話をかけないでください。

警告音やアナウンスが鳴る場合は、パソコンの音量を下げ、落ち着いて対応してください。

警告を消すために、以下の操作を行ってください。

①キーボードの「Ctrl」「Alt」「Del」の3つのキーを同時に押す
②「タスクマネージャー」を起動
③警告が出ているブラウザを選択し「タスクの終了」をクリック

(参考)マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/01/29/210129-information/

手順通りに進められない場合は、ご使用機器メーカーのヘルプページや相談窓口にてご確認ください。

電話の指示に従い、何らかのソフトウェアをインストールした場合

インストールしたソフトウェアをアンインストールしてください。アンインストールの方法がご不明な場合は、ご使用機器メーカーのヘルプページや相談窓口にてご確認ください。

(参考)マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/01/29/210129-information/

偽の警告に表示された番号に一度電話をかけると、その後も電話がかかってくる場合があります。被害防止のため、電話がかかってきても出ないようにしてください。

金銭の支払いをした場合

金銭の支払いや、コンビニでのプリペイドカード購入に応じた場合は、警察にご相談ください。クレジットカードの番号を相手に教えてしまった場合は、ご利用のクレジットカード会社にご相談ください。

被害時の相談機関

消費者ホットライン
電話番号:188(局番なし)
URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)情報セキュリティ安心相談窓口
電話番号:03-5978-7509
URL:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/#4-1

トビラシステムズの迷惑電話対策

トビラシステムズは特殊詐欺を防止する「迷惑電話対策サービス」を提供しています。

固定電話向けサービス

固定電話外付け型の迷惑電話対策機器「トビラフォン」や、迷惑電話フィルタ内蔵型電話機/FAX、ホームゲートウェイのオプションサービスなどを提供しています。在宅時間が長く、固定電話の利用が多い高齢者やそのご家族に、安心して電話をご利用いただけるサービスです。

固定電話向けサービス:
https://tobilaphone.com/landline/

モバイル向けサービス

迷惑電話を自動で警告・拒否する各種モバイルアプリを提供しています。迷惑電話の着信時だけでなく、発信のダイヤル時にも危険をお知らせするため、詐欺被害防止につながります。

また、電話帳に登録していない番号も、トビラシステムズのデータベースと合致する場合は発着信時に事業者名称を表示するので、安心して電話に出られます。

モバイル向けサービス:
https://tobilaphone.com/mobile/

トビラフォンモバイル_電話イメージ

本件に関する報道関係のお問い合わせ先

トビラシステムズ株式会社
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2丁目 5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
担当:営業企画部 広報主任 岩渕
TEL:050-3646-6670(直通)
※こちらは報道関係者様専用の窓口となります。具体的な被害に関する相談については、【被害時の相談機関】に記載の「消費者ホットライン」または「IPA(独立行政法人情報処理推進機構)情報セキュリティ安心相談窓口」にご相談ください。
FAX:052-253-7692
URL:https://tobila.com/

 

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警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ

出典:「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ(警察庁)」(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/