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調査レポート

不審な国際電話の急増にかかる注意喚起

2020.10.12

※更新日付にて、記載内容を一部修正いたしました。

(更新)2020年12月18日

昨今、当社調査にて無作為な国番号からの不審な国際電話の急増を確認しましたので、以下の通り注意喚起を行います。報道各位におかれましては、ご周知をお願いします。

1. 不審な国際電話が急増、9月は3万件以上発生

当社調査にて、無作為な国番号による不審な国際電話の発着信を多数確認しております。なかでも「+83」「+422」など、国番号として使用されていない電話番号から着信を受ける事例が今年9月から急増しています。当社調査により、今年9月度において国番号として使われていない電話番号で発着信を行うものが3万件以上確認され、多い日は一日に5,000件以上確認されました。(注1)

不審な発着信を行う国際電話番号の件数推移

(注1)当社の迷惑情報フィルターサービス利用者(モバイル)の発着信ログをもとに行った調査。調査対象は+83, +210, +214, +422, +671, +699, +885で始まる国番号として使用されていない電話番号。

なお、これまでにも確認されていた「国際ワン切り詐欺」の主な手口は、1電話番号あたりが数百〜数千単位で迷惑発信を行う傾向にありました。一方で、昨今確認されている不審な国際電話においては、短期間に数百〜数千件の無作為な国際電話番号が大量発生し、1電話番号あたりが数回程度しか発信しない動きが見られています。発信元の電話番号を分散し、発信源の探知を難しくすることで、犯罪グループの活動が長期化しやすくなっている可能性もあります。

2. 不審な国際電話に出ない、折り返さない

不審な国際電話に出ると、最終的には特殊詐欺被害に遭う可能性があります。また、二次被害として、高額な国際通話料金が発生し、その一部が詐欺グループの収益につながる恐れもあります。不審な国際電話への対策として、以下の点が重要です。

  • 見慣れない電話番号や、+(プラス)で始まる国際電話番号から着信があった場合、電話に出ない。
  • 海外の電話番号から不在着信履歴が残っていても、折り返さない。

また、当社の調査を経て迷惑電話と判定された電話番号は、迷惑情報データベースに順次登録を行っております。データベースに登録された番号は、当社のサービスにてフィルタリングが可能です(注2)。

(注2)すべての迷惑電話がフィルタリングされることを保証するものではありません。

3. 本件に関するお問い合わせ先

トビラシステムズ株式会社
営業企画部 広報主任 岩渕
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2丁目 5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
IR代表TEL:050-3646-3020
代表 FAX:052-253-7692
URL:https://tobila.com/

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出典:「警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ(警察庁)」(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/